この夏のお盆、おぢやまつり、片貝まつりと、オードブルのご注文をたくさんいただきました。本当にありがとうございました。
ところで、このオードブルという言葉、フランス語だということをご存知でしたか。フランス語のオードブルを日本語に訳すと「番外の作品」という意味になり、フランス料理の世界では「メインではない料理」、「フルコースの前に出されるちょっとした料理」のことを指します。日本でいう突き出し(料理屋などで酒の肴として最初に出される、ちょっとした料理)のような感じでしょうか。
オードブルという言葉が、どのようにして日本に伝わったのかは分かりませんが、日本でオードブルと言えば宴会やパーティーの華。テーブルの真ん中にドンッ!と置かれて、まさにご馳走という言葉がピッタリの豪華な料理です。
所変われば、品変わる…なんて言いますが、このオードブルという言葉もその一つのようですね。フランスから日本に伝わった言葉の中には、その他にも思わず吹き出してしまうような可笑しな言葉がたくさんあります。また別の機会にご紹介いたしますね!
*この随筆は、小千谷新聞の2024年10月5日号に掲載されたものです。